松山エアモデラーズクラブ(MAC)は、飛行機のみならずあらゆるジャンルの模型作りが大好きな人の集まりです。

一人展示室

一人のモデラーの作品紹介です。1か月間お気に入りの作品を展示します。

見逃してしまった展示は1年ごとに展示をまとめた書庫をご覧ください。
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今月の作者:西瓜さん

また回ってきたのか。テーマは何にしようか?こういうときに雑食性モデラーは、通底したスジが通っておらずあちこち食い散らかしなんで「その何だ困る」になる。
て事でテーマは「リベンジマッチ」としましょうか。作品のジャンルがバラバラでもいけますし。
かつてのはなたれ小僧だった40歳児から60歳児の皆様の「トラウマキット」が「成仏しておるな」と思われるものがあれば幸いです。
何時か野村トーイの「ナスカ」にリベンジマッチしたいなあ。

ボーイング737

ハセガワ 1/200 ボーイング737

私が小学生になる前70年代には売っていて、長らく300円で模型屋の棚のこやしによくなっていたキット。
当時は会社名も「全日空」で「ANA」でなく塗装もモヒカンカラーで、それをデカール再現する仕様でした。
保育園児の頃に形だけ「士」の字に組んで、モヒカンカラーのデカールも拙いながら貼った覚えがあります。
まあ当然ながら、接着剤まみれの指紋の上に水色のデカールがのたうつ飛行機の様な何かになりブンドドで失われました。
リベンジマッチ時は、某イデ屋でポチったキットで当然ながらデカールはもう駄目でしたので、機体サイズが概ねニアリーな737-500のデカールを取り寄せ仕上げました。
キット自体は取り立てて手がかかるところは無く、デカールの調達&レジ番のリサーチくらいしか面倒事も無し。唯一会社名が737-200かつトリトンブルーだった頃は、胴体前部の会社名ペイントが「全日空」だったので、ココだけはデカールを作るか手書きレタリングするかの選択で、手書きレタリング仕上げとした。極細油性ミリペン様様。
ダグラスDC9

ハセガワ 1/200 ダグラスDC9

前記ボーイング737と、本物の飛行機もキットもほぼ同期生。私個人的に79年に松山福岡便で初めて飛行機に乗った思い出があり思い入れがあります。
当時小学低学年のガキンチョには「それはそれとしてヤマトだせんかんだせんとうきだ」で結局当時作らず、近年ハードオフで見つけたキットですがデカールは、しつこく日光浴させて、黄ばみ抜きのうえでリキッドフィルムでひび割れ対策もしたら使えました(完成後また黄ばみましたが)。
流石に乗った機材のレジ番は調べようもなくキットデフォルトのレジ番で我慢。
扶桑 山城

アオシマ 1/700 扶桑 山城

リニューアル前キットを、モデルアートの連載や別冊を参考に組み上げたもの。ともかく悪評ふんぷんで「とろけてる」とか「艦橋が倒壊しそう」とか言われたキットであり、しかも当時のアオシマのインストは酷いものが散見され、その指示に素直に従うととんでもないものが出来上がったりする。という事もありアオシマそのものまでが「おいしい艦に限って青島かよ!」という評をうける一つの要因になったキットでした。
90年代前半の大学生のころ有り余る時間を武器に、じっくり実艦写真&図面とにらめっこして念入りに仮組みした上で作るスケールモデラー的なアプローチを初めて本格的にやってみた作品で、個人的には結構思い入れがあります。
艦後部艦載機関連の設備等に改造は必要でしたが、それ以外で特徴的な艦橋構造物などはキットパーツを丹念にすりあわせただけでも非常にそれらしい仕上がりになるキットで世評を大幅に覆すものでした。まあ両艦とも前部艦橋構造物トップの防空指揮所は新造追加ですし山城は更に少し手を入れていますが。あと武装パーツは当時ピットロードやWLリニューアルパーツが沢山出たので総取り換えしています。
なんやかんやで当時としては「余は満足じゃ」の作でしたね。
大戦艦

バンダイ ノンスケール 大戦艦

50才台男児みんなのトラウマかもしれない100円キットw出来は良いのですが兎も角作り辛いキットです。当時としては超ハイデティールで繊細なパーツに極めてシビアな接着を要求され、しかも発売開始当時はプラ材のビニール分が少なかったようで、安直に爪切りでパーツの切り出しすると簡単に繊細なパーツがへし折れました。当時は接着剤付きが作法という時代でしたが、出前一丁のゴマラー油みたいな接着剤では、指紋を何処かに付けずにおかない有様で足りる筈もなく「セメント瓶」を追加で買いに行き、それをこぼしたりといろいろひどい目にあった気がします(苦笑)。
流石にいい歳こいてリベンジマッチすると 「仮組する」とか「養生する」というスキルを覚え、またスケールモデラー的な流儀でパーツを確り擦り合わせてから組み上げると、やたらに時間を食いますが、最早苦戦する相手でもいない。という感じでした(トキの衰えに涙するラオウ的な感覚でしょうか。まあそれもキットの素性が良ければこその感想ではあります。シルエット変えるとか大きな工作不要ですからね)。
デスラー戦闘空母

バンダイ ノンスケール デスラー戦闘空母

登場作のテレビ放送時79年発売だったと記憶しています。
これまた出来は良いのですが作り辛いキットです。ディテールが良いのは最早当然で、その上でやたら可働ギミックが多くてそれ故に、各パーツのクリアランスがものすごくシビアな為に可動ギミックを成立させるのが凄く難しい。というキットです。過去2回作ってどちらもブンドドでバラバラになりましたが、そのくらい接着自体がシビアでした。
リベンジマッチはつい先年2025年。その間ヤマトシリーズも2199以降のリブートしたシリーズがあり「ゲルバデス級戦闘空母」というひな形を指標としつつ、「如何にギミックを成立させる精度で組み上げるか」をテーマに作ったのですが、それでもまだちょっとツラく当時の子供向け商品としてはちとキツすぎませんか?と思わざるを得ないキットでした。
今回かなり執拗に仮組みしたにも関わらず可動パーツのクリアランスがキツく大きなパーツを普通に接着すると可動パーツを動かしたとき壊しかねなかったので、仕方なくあちこちに文明の利器ネオジム磁石を仕込み、あちこち取り外し可能の仕様としてギミックと強度を両立しました(まあ試合に勝って勝負に負けた感が有り、リベンジマッチとしては消化不良かな)。
ヘッツァー

フジミ 1/76 ヘッツァー

ものごころついた頃にはもう存在していたキットなのでかなり古いキットと思います。かつて中学高校生のころ80年代半ば頃に250円で買ってきて一度作りました。
フジミの1/76特有のやたら固いゴム?履帯に難渋した覚えがあり、焼いたドライバーで履帯を焼き止めし、前後の起動輪及び誘導輪にひっかけ固定するという手順になりますが兎も角、履帯のゴムが固い! ゴムとは書きましたが、これがほとんど伸びない。いい加減に嵌めようすると起動輪や誘導輪が取付用のピンごとへし折れれてしまうほどで、これをどうクリアするのか?が最大のポイントでした。
まあ中高生の頃から近年までに「連結履帯」というものを見ていたので「切って接着すれば良いじゃない」で解決しました。ガールズ&パンツァー仕様なのはご愛敬。